
May 30, 2018
Column: THE FIBRE vol.01
毛糸と言えば、ウール。
でもどうやって作られているかは意外と知らないのでは?
まずは、ウールの原料となる羊たちの紹介です。
vol.01はメリノ種を紹介します。親子で登場です!

MERINO【メリノ】
羊の代名詞的な存在です。毛を採る目的のためにスペインで改良された最高級の羊。羊の中でもメリノの毛は細番手で、品質も良く、多くの衣料品などに使われています。日本の羊毛の輸入量の約80%がこのメリノで、スーツ人口の多い日本は世界位置のメリノの輸入国でもあります。
手芸に使われるメリノのほとんどがメス。右のラムのお母さんです。
主な産地:オーストラリア 体重:35〜70kg 産毛量:3.5〜5kg 毛質:柔らかく、細番手 用途:服地やニットに使われる最もポピュラーなウール

LAMB【ラム】
生後6か月くらまでの仔羊の毛はラムウールと呼ばれ、特に繊維が細い。柔らかいのでベビー用のニット帽などに向いています。一般的にはメリノの子供をさし、特にオーストラリアのジロン市で採れる最高級のラムウールをジロンラムと呼んでいます。
アヴリルのピュアラムは、ジロンラム100%。縮絨すると、とても柔らかな風合いになります。
主な産地:オーストラリア 体重:10〜12kg 産毛量:0.6〜1kg 毛質:柔らかく、細番手 用途:主に肌着やニットなどの繊細な衣料に使われている