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2018.07.12

インタビュー: 特典つき!織機ポイントアップキャンペーン

こちらのキャンペーンは終了いたしました。


好評につき、期間延長!!

オンラインショップ限定

「特典つき!織機ポイントアップキャンペーン」開催中

7月12日(木) 11時~7月18日(水)に開催していたラ・メール ルームキャンペーンを好評につき、台数を増やして延長販売いたします。

ラ・メール ルームを購入していただくと、5倍のポイントや手織り関連商品3,000円分の特典がついてきます。

在庫が無くなり次第、キャンペーン終了です!

ポイント5倍 通常288ポイント → 1,440ポイント
特典1 手織りキット『ビッグコードのコースターキット』(商品代金税抜 1,800円)
特典2 手織りの本『アヴリルの手織りノート1(商品代金税抜 1,200円)

織り機キャンペーンWEB画像

どちらの特典も、初心者さん向けの商品を選びました。

キットは初めて織りをやってみる方の練習台になるようなキットです。
4枚分のコースターを織れる糸が入っているので、最初は作り方の通りに織ってみてください。2枚目くらいで慣れたら、3枚目には少し贅沢して、気になる糸をヨコ糸に足してみるのもおすすめです。自分だけのオリジナルコースターが完成します。

『アヴリルの手織りノート1』は、手織り作品の作り方だけでなく、上手に織るポイントや織りのよくある質問なども掲載しています。なかなかお教室に通えない方の力強い味方になってくれるはず!

コースター

ラ・メール ルームって?

世界で初めての折り畳み式織機の開発者

ラ・メール ルームは、La Merのオーナー伊藤実代子さんが開発された折り畳み式織機です。
伊藤さん曰く、「私にとって折り畳み式の卓上織機の開発はラ・メール ルームで2台目。一番最初の折り畳み式は、ポーランドのクロムスキー社に提案したものでした。その時、世界で初めて卓上織機に折り畳み式というスタイルが世に出たと思います。今ではクロムスキー社が独自やマーケットからの要望で改良を続けてくれています。」

どうしても実現したかったこと

伊藤さんにとって、折り畳み式2台目となるラ・メール ルームは、ニュージーランドの老舗織機メーカー、アシュフォード社の協力で作られています。織機の原形となるプロトタイプを何度も試作して、現地にも行って、開発には2年かかったそうです。日本の織り子さんが使いやすいような創意工夫が盛り込まれています。

ラ・メール ルームの特徴

●ニュージーランド原産のシルバービーチという、堅い材質の木材を使用。織機に安定感が出て、経年による歪みを抑えられます。日本は特に湿気の多い気候なので木材のがたつきが出やすいですし、ヘドルを強く打ちこむと本体の歪みの原因にもなるので、堅い材質のシルバービーチを採用しています。

●本体の裏面がタテ糸張りの基本のやり方ができる整経台になります。これが使えるようになると、高機(たかばた)のような大きな機にステップアップする前に、基本のタテ糸の張り方を習得できます。

折り畳み_記事内

▲コンパクトに折り畳めます。

●本体は糸が内側になるように折り畳めるので、糸ズレが起こりにくい。お稽古など持ち運ぶ際に安心です。

●よりコンパクトに畳めるよう、織機の形を工夫して、隙間の無い折り畳み方を実現。

●10羽、20羽、30羽、40羽、50羽、そして60羽までヘドルのサイズを展開。でこぼこしたファンシーヤーンを何本も組み合わせた太い糸を使ったり、超極細の糸までタテ糸に使うことができるので、使う糸の種類が広がります。

●二枚のおさを使って二重織りや綾織りといった複雑な織り地を織ることができます。

●麻のような伸縮性の少ない、織りにくい・・・と感じるような糸もタテ糸を張りやすく、均一性を保ちやすい設計になっています。

●アシュフォード社の技術によるパーツ類の細やかな設計。

●オプション「組み合わせ式おさキット」で、一枚のヘドル枠に10羽から60羽までの異なるサイズを組み合わせ可能。一枚の織布に異なるサイズの糸を使うことができます。(基本セットに含まれません。現在アヴリルでは取扱いをしていません。)

「アシュフォードの技術や努力、(アシュフォード社社長の)リチャード達の協力のおかげで、パーツもオリジナル性を追求することができました。アシュフォードの技術のしっかりしている部分はそのままを採りいれたけど、海外製品にありがちな、無骨なというか、、、大味なデザインには握りやすさやお花型のデザインを採りいれました。
整経棒ひとつとっても、穴に嵌りにくかったり取れにくかったりすると、少しストレスを感じます。アシュフォードのものは、そういった細かなところに製造の技術があります。」

たしかに、せっかく買った織機をずっと使っていくには、ちょっとしたストレスも無くしたいものです。「早く織りたい!」と思っているのに、織り始める前から「大変だなぁ。。。」と思うと、続けにくいですよね。
アヴリルも昔からお付き合いのあるアシュフォードのリチャード夫妻。老舗の技術と新しいことに前向きなご夫妻だからこそ、伊藤さんのリクエストを叶えられたのだと思います。

ずっと織り続けられるように

伊藤さんが2年の月日をかけてでも実現したかったのが、生涯を通じて、織りを楽しめる織機を作ること。

「斬新な新しい織り方も良いけど、昔ながらの基本のやり方で織れるようになると、織り物自体に興味が出てきて、織りの世界が広がります。そんな広がりを感じて、実はここ一年くらい、毎日着物を着ているんですよ。私自身が着物を織るにはまだまだだけど、ただ楽しむ、それだけで明るく笑顔で過ごせると思ってるの。」

いろいろな織り物を作れるよう、この織機にはたくさんの機能が付いてます。初めからすべてを使いこなせなくても、織るたびに、次はこの糸に挑戦!とか、次はこの技法をやってみよう!とか、いろいろな広がりを期待させてくれる織機です。

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▲名古屋帯を制作中の伊藤さん

日常に手仕事を

アヴリルでは今まで様々な織機を扱ってきました。たくさんのお客様が、歴代の織機を使ってくださっています。
アシュフォード社製の卓上織機、アシュフォード社製にアヴリルオリジナルの設計を加えた組み立て式卓上織機、アヴリルのオリジナル監修のAVRIL LOOM-30やLOOM-50。どの織機にもそれぞれの良さがあって、たくさんの方に織りの楽しみを生み出してくれました。
伊藤さんのお話や長いお付き合いから、このラ・メール ルームには「日常的に手仕事に親しんで、人生を楽しもう」という思いが込められていると感じます。
すでに織機を持っている方にも、ステップアップの織機としておすすめします。

 

この記事は伊藤実代子さんのお話やアヴリルスタッフの織り機の使用感を一部題材にし、レポートしています。織機の使用感は個人の感覚に左右されることをご理解ください。

 

 

紹介した商品