2024.01.19

コラム: カシミヤのお手入れ方法

多くの方にご愛用いただいているアヴリルの「カシミヤ」。
高級なカシミヤは編んだり織ったりした後も長く愛用したいですよね。
今回はそんな「カシミヤ」を使用したウェアや小物などのお手入れ方法をご紹介します。

カシミヤニットのお手入れ方法

カシミヤはデリケートな繊維です。汚れやホコリがついたままだと、虫食いや毛玉の原因につながります。着用後にはブラッシングをして、ホコリなどを取り除いてください。毛玉が気になる場合は、毛玉取り器などで取り除くことができますが、電動の毛玉取り器は、強く押し付けず、やや浮かして撫でるように動かすようにして、編地が巻き込まれて破れないようにご注意ください。

日常のお手入れとシーズン終わりに定期的にリフレッシュすることで、風合いや艶をより長持ちさせることができます。シーズン終わりは防虫剤を忘れずに。市販の防虫剤の多くは揮発した成分が下がる性質ですから、衣類の上に置くと効果的です。湿度の低い場所で保管してくださいね。

カシミヤのブラッシングに最適な「東洋紡糸オリジナル カシミヤブラシ」

大切なカシミヤを永くご愛用いただくために、東洋紡糸が開発したニット用のブラシです。着用後のニットには、ホコリ、花粉、汚れ、毛、他の繊維などが付着しています。それらのホコリや繊維の絡みは、放っておくと毛玉の原因になります。日常的にブラッシングすることで、繊維に入り込んだ汚れが取り除かれ、絡まった繊維がときほぐされて、毛玉の発生を抑えることができます。ブラッシング後はニット表面の毛並みが整い、美しい風合いを取り戻します。

●お洗濯の前に
洗濯表示を必ず確認してください。
色落ちや素材へのダメージの恐れなどがある場合は、影響のない部分でテストしてから洗ってください。
製品に付着している毛玉や部分汚れを事前に取り除いて裏返します。

●洗い方
40度以下のお水を使います。温度が高いと縮みの原因に。中性洗剤か、もしお持ちならウール用やおしゃれ着用洗剤を使いましょう。洗剤を溶かして 10 ~ 20 分浸け置きしてから軽く押し洗い。強いもみ洗いや押し洗いは、収縮や毛羽立ちの原因になるので NG です。同じくらいの水量、温度の水ですすぎ洗いをします。洗剤の泡がきれるところまで 2 ~ 3 回程度すすぎ洗いしてください。さいごにぎゅっと絞って、タオルなどで余分な押さえて水分を取りましょう。
脱水後は、形を整えて平干し、直射日光の当たらない日陰で自然乾燥させます。乾燥機は縮みの原因になりますので厳禁!

アヴリルでは、カシミヤを洗う際の専用洗剤「東洋紡糸オリジナル カシミヤ用シャンプー」も取り扱っています。

--「「東洋紡糸オリジナル カシミヤ用シャンプー」とは--
天然由来の界面活性剤で、ドライクリーニングでは落ちにくい汗、皮脂汚れを泡切れよく洗浄し、軽やかな肌触りを再生します。 化粧品にも使用される高品質アミノ酸系シルクプロテイン(セリシン)が、やわらかさを優しくよみがえらせます。 繊維に艶と潤いを与え、洗うごとに風合いを育ててくれます。 デオドランド効果を持つラベンダーの天然香料が、やさしい香りで大切な衣類を包み込みます。 蛍光増白剤/着色料/石油系化学成分/化学香料/防腐剤/旧指定成分などを一切配合していません。

●アイロンをかけるなら
設定温度は低温~中温。アイロンを軽く浮かせて、スチームを出しながら、さっと撫でるようにかけるのがコツです。高温設定だと縮みの原因になるので、これも厳禁なので、お気をつけください。

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